ここだけ押さえる!実務者研修カリキュラム教科別の攻略ポイント:介護の基本
1.介護の基本を押さえる
介護の資格である実務者研修を取得するのは、介護業界の経験者でステップアップの為や、未経験から介護への挑戦の為など様々な理由が存在していると思います。また、国家資格である介護福祉士の受験資格条件にもなっています。
実務者研修を取得するにあたって、実務者研修を取得した人間が押さえておきたい基本的なポイントを簡単に説明します。
2.介護者としてあるべき考え方
介護者としては、相手に対して「やってあげている」の様な上から目線での考え方はしてはいけないこととなります。また、介護の場面では「危ないからやってはいけない」など、静止してしまう場面もありますが、その行為も相手の出来ることを奪ってしまう要因の一つとなりえます。介護者は相手のやりたいことや出来ることを奪ってしまうことは避けなければなりません。
介護者は上から目線ではなく、相手と同じ目線で物事を考えることが大切なこととなります。
3.介護技術の基本
介護をする場合に覚えておきたいことは、「相手ができないことをサポートする」といった考え方が基本だと思います。相手ができないことをサポートすることで、相手は一連の動作を出来るようになります。このような考え方が介護技術においては一番の基本であると考えます。
また、実際に介護をする場面においては、「移動・食事・入浴・排泄」などのそれぞれの意味を理解しておくことが、実際に介護を行う場面においての基本となります。
4.身体介護のコツ
人間の身体は意外と重たい物であるため、力任せに介護をしてしまうと不安定な状態となるだけではなく、介護者本人も腰痛や身体の不調を覚える原因となります。
身体介護をする場合には「ボディメカニクス」と呼ばれる技術を活用することで、安定した介護を最小の力で行うことができます。腰を落として重心を低くすることや、テコの原理を活用することで最小の力で無理なく介助することができます。
身体介護が必要な場面においてはボディメカニクスの活用がコツとなります。
5.実務者研修のポイント
実務者研修を取得するためには、法制度や生活上の行動の意味など幅広い分野の学習が必要となってきます。実際に実務者研修を取得する際に一番重要で基本となるポイントを記載しました。技術面も重要ですが、考え方や行動の意味を理解すると介護の仕方も自然とわかってくるものだと思います。
実務者研修を取得する場面において、少しでも参考にしていただければと思います。