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5分でわかる実務者研修のこと:利用者である高齢者に配慮した介護にするために

ふきだし
  • 2016.10.12
  • 1.高齢者に配慮した介護の実践

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    年齢を重ねていくにつれて徐々に老化が進んで行きます。老化により、身体機能が減退していくため、日常生活面において様々な制限が生じていきます。精神面や知識などの能力においては後々まで維持されていきます。
    高齢者の介護の場面においてはそのような変化の十分に理解しておき、敬意をもって接するなどの配慮が必要となります。そのような配慮をすることで、利用者と介護者の両方が幸せになれる介護を実践することができます。

    2.コミュニケーションの基礎理解

    介護をする場面においてはコミュニケーションが非常に重要になります。お互いを理解することで信頼関係が生まれ、徐々に心を開いてくれることに繋がります。
    コミュニケーションを考えると会話することが初めに思いつくと思いますが、コミュニケーションには言語的な表現ばかりではなく、静かに寄り添うなど空間を共有することもコミュニケーションの一つとなります。第一印象で判断することなどもコミュニケーションの一つとなりますので、様々な方法があることを理解することが重要となります。

    3.利用者へ当たり前の配慮を忘れない

    高齢者が介護を必要とする状態になったとしても、感情は忘れるものではありません。当然羞恥心や喜怒哀楽といった感情に配慮した介護を心がける必要があります。
    寝たきりの状態になったとしても、清拭や排せつ介助をする場合でも「扉を閉める」、「他者の視線を感じないようにする」など、当たり前の配慮を忘れないようにすることが必要になります。人としての尊厳を失わせるような介護は避けなければなりません。

    4.家族へのケアや配慮も大切なこと

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    実際にやってみるとわかることですが、介護とは24時間365日必要なこととなります。仮に家族が主体となって介護していると考えてみると、家族は休む暇もなく徐々に疲弊していってしまいます。介護職員として家族のリフレッシュを図ってもらうための、レスパイトケアといった配慮を家族へ向けることも大切なことになります。

    5.介護が必要となってもその人は立派な生活者

    かつては介護が必要となった人を何もできない迷惑な人としてとらえられ、大規模な収容所の様な施設での生活を余儀なくされていました。現在はそのような考えは一掃され、しっかりとしたケアが行き届いた介護が広がっています。
    人生の先輩である人を子供のように扱う、行動を制限するなどの行為は慎んで、立派な生活者として接することが介護者として必要なことになります。

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