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5分でわかる介護保険の基礎知識:仕組み

ふきだし
  • 2016.11.01
  • 1.介護保険とはどのようなものなのか

    高齢化が進む現代社会においては、介護の需要は増加しているのが実情となっています。介護保険とは介護施設や介護用品の利用において、重要な役割を果たしている保険となります。そのような介護のサービスを利用した際に使用されるのが介護保険となっており、利用者は原則1割負担で残りの9割を保険で負担することとなっています。
    介護保険を利用するには介護保険料を負担している被保険者である必要があります。

    2.介護保険の仕組み

    介護保険には1号被保険者と2号被保険者に分かれています。1号被保険者は65歳以上の高齢者が対象となっており、2号被保険者は40歳~64歳で医療保険(国民健康保険など)に加入している必要があります。
    1号被保険者は寝たきりや認知症などによって介護や支援が必要となった場合に、2号被保険者は特定疾病が原因で介護や支援が必要となった場合において介護保険を利用することとなります。

    3.介護保険の財源

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    保険として利用されるので財源が必要となります。介護保険の財源は50%が保険料、残りの50%が国・都道府県・市町村が負担となっています。その内訳は「国25%、都道府県12.5%、市町村12.5%」となっています。保険料は1号被保険者と2号被保険者が負担しています。前述したとおり、利用者は1割負担となっています。
    「国や自治体+保険料」が介護保険の財源となっています。

    4.介護保険を利用する

    介護保険を利用する場合には、要介護または要支援が必要であると認定される必要があります。介護度には「要支援1~2、要介護1~5」で段階が分かれており、認定された結果に応じて利用が可能なサービスの単位が定められています。
    また、必要に応じて福祉用具の購入や住宅改修も可能となっています。福祉用具の購入には上限が年間10万円(1割は自己負担なので給付は9万円)、住宅改修は上限が20万円(1割は自己負担なので給付は18万円)となっています。
    介護保険は比較的新しい制度であるので、制度の改正が発生しています。今後も改正されることが考えられますので、制度については注意が必要です。

    5.介護保険を利用して生活の質を向上する

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    要介護や要支援が必要な場面においても、今までの生活を大きく変更することには抵抗があるものです。その人らしい生活を継続していくために、訪問介護や通所施設を利用するために介護保険が存在していると考えます。
    活の為には介護保険の制度を良く理解して、正しく活用していくことでその人らしい生活が継続でき、生活の質(QOL)の向上にもつながります。

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