介護福祉士の資格を取る方法
介護とはいったい何なのか
介護とは「高齢者・障がい者・病人」など一人では生活が難しい人の生活を支援することになります。介護において大切なこととしては、介護者本意ではなく、相手の意思を大切にして、その人らしい生活を支えていくことであると考えます。介護される人の生活の質(QOL)のさらなる向上を図ることが介護の本質となります。
また、家族がすべてを負担するのではなく、社会全体で介護を必要としてる人を支えていくことも、介護を考えるうえにおいては大切なこととなります。
そもそも介護福祉士とはなにか
介護・福祉の社会において活躍する資格が「介護福祉士」となります。ウィキペディアでは介護福祉士を「社会福祉士、精神保健福祉士と並ぶ、福祉系三大国家資格(通称:三福祉士)の一つである」と定義されています。
介護の業界では上位の資格として認識され、所持していることで「専門知識を有している」ことと「確かな介護技術を有している」ことの証明にもなります。また、介護業界においては唯一の国家資格となっています。
資格の取得方法
介護福祉士の資格を取得するには国家資格に合格する必要があります。試験に合格することで介護福祉士の資格取得(登録)となります。国家資格の受験資格には「介護福祉士実務者研修」を取得し、かつ「3年以上の実務経験※1」が必要となっています。
または、福祉系の学校や養成施設を修了している必要があります。試験は筆記試験となりますが、ルートによっては実技試験も発生します。受験の際にはご自分がどのルートでの受験になるのか要確認となります。
参考リンク 介護福祉士国家試験「http://www.sssc.or.jp/kaigo/shikaku/route.html」
※1.実務経験は厚生労働省が定めている実務経験の範囲である必要があります。
受験に必要な資格
介護福祉士の受験には「介護福祉士実務者研修」と呼ばれる資格の所持が条件となっています。以前は「旧介護職員基礎研修・旧ホームヘルパー1級」と呼ばれていましたが、2013年に現在の介護福祉士実務者研修へ移行されました。
介護福祉士実務者研修は介護経験の有無に関係なく取得できる資格となっており、民間の養成機関にて取得することが可能な資格となっています。また、地域によってはハローワークで訓練の対象となっていることもあります。
介護職としてのプロフェッショナル
介護の現場において、正しい方法で介護することで相手に安心感を覚えてもらうことができます。介護福祉士の資格を取得していることは、直接介護するような場面において質の高い介護ができることの証明となります。また、専門的な知識を有することとなるので、日々変化のある介護の場面において柔軟かつ的確な対応をすることにもつながります。
介護の現場においてのプロフェッショナルとしての活躍ができるのが介護福祉士の資格と言えます。